どうも、やっと6版が遊べたということで、潜伏期間は終わりました。最近ずっとゲームのことについて書いてきておりましたが、今回は異種族の生態について考えていきましょう。
今回は日本人が古来から好むロボットデザインを多く含有しているというタウ帝国についてです。
タウと聞いてどんな種族か正しくパッと出てくる人は実際の所、
タウプレイヤーでもそういません。何故なら、タウは種族としての設定を日本語では非常に断片的にしか確認できないからです。自作バトルスーツが造れる種族として広く知れ渡っていますが、それは適当な表現でもありません。タウを対戦相手としているプレイヤーも同じくで、
タウという種族の設定はミニチュア上からは察する事ができません。
彼らは、種族としての力や特徴を自らの科学力で覆い隠している。
よって、彼らを知る上では根本的な説明が必要でしょう。1.タウという種族・簡単なタウの歴史
タウという種族を人類史で発見したのは40kの時代より6千年前、帝国技術局の探査船によって原初のタウを発見されたと言います。原始人同然の生活をしていた彼らは取るに足らない存在として判断されますが、歪みの妨害などによって彼らは帝国による暴力から逃れることができました。
歪みの渦によって秘密のベールに包まれていたその間、タウは中世の地球のように内乱が続いていました。人類史を紐解けば皆わかる通り、戦乱に次ぐ戦乱です。タウの言葉ではこの時代は
モン=タウ(無明の時代)と言います。
人間と同じように黒色火薬を使い、疫病に悩まされた頃、モン=タウは異様な訪問者によって終わりを告げる事になります。その訪問者こそ、導師(エセリアル)です。突然現れた導師はタウ達に大いなる理想を与え、以後
タウは平和的に統一されたとされています。
人類が発見した原始人は異常な成長を遂げ、人類を遥か凌駕するテクノロジーを手にする。脅威の成長を遂げたタウは、その6千年間で培ったテクノロジーを手に、戦争しかない銀河へ漕ぎ出して人類の版図を少しずつ浸透するように侵攻しています。
出会った異種族はなるべく友好的に併合しながら、彼らは理想の為に戦っている。そのようなバックボーンを把握した上で、タウという生体が持つ力に注目してみましょう。
・タウは銀河で最も脆弱な種族タウという種族は、エルダーほど神経が過敏でもなければ、オルクのように異常なタフネスと繁殖力を持つわけではない。ティラニッドのように戦う為に居る種族というわけでもない。そして人間のように長い歴史を持つわけでもない。
フォージワールドの文献やブラックライブラリを紐解けば、どうやら紫外線と赤外線を視認できるそうですが、遠くの物体へ焦点を合わすのに時間がかかると言う弱点も有ると言います。
体も弱く、神経が過敏でもなければ頭数も居ない。この深遠なる銀河において、
最弱の種族と言っても過言ではないでしょう。ではその最弱の種族はなぜ短時間でそれらの強大な種族と戦える種族へと変遷していったのでしょうか?
その謎はタウ種族独特の社会システムと、適応能力にあります。2.5つのカースト、1つの支配者タウは事実上最弱の種族です。しかし彼らはその弱みを苦にせず、最弱なりとも対抗できるよう、社会の仕組みすらも最適化させていきました。その仕組みの一つが、カースト制です。
タウという種族は5つのカーストで構成されています。これは独自の進化を遂げた5つのカーストであるので、実質5つの種族を内包していると言ってもいいでしょう。火のカーストはミニチュアプレイヤーが知っての通りですが、フォージワールドにて販売されている風のカーストは
信じられないぐらい手足が細く、同一の種族には到底見えないかと思われます。
このような現象の原因は、タウはカーストがもたらした品種改良とタウ自身が持つ適応能力であるとされています。日本でもコメや野菜、家畜などをより人間にとって都合のよいモノにするように、
タウは自分自身を品種改良することで、より役割に特化した個体を作ろうとしたのです。結果、ミニチュアゲームで主力となる火のカーストはタウでも有数な屈強な兵士へ、風のカーストは無重力に対応した体へと進化したのです。
5つのカーストを一つづつ解説していきます。
・水のカースト水とは万物が必要とする要素。水が流れなければ生物は生きていけないものだ。水のカーストはタウという生物を流れる水と例える事ができ、通商や外交や政治などを担当します。
他の種族やカーストとの摩擦を軽減させる為に存在する彼らは交渉術に長けており、人間からは文字通り水のように手ごわい相手だと認識されているようです。
ミニチュアゲームでの設定で登場させるならば、他アーミーへの交渉が必要な時には真っ先に登場することになるでしょう。
・風のカースト風とは肉眼に見えない、だが感じることができるものだ。かつてはグライダーのようなもので飛行していた彼らは、ハイテクな航空機や宇宙船を担う存在となっている。タウ空軍や宇宙軍を担当する彼らは、いまや他のカーストになくてはならない存在になっている。
ミニチュアゲーム内ではバラクーダやオルカ、マンタなどの航空機の操縦を担当し、ディープストライクするバトルスーツの支援を担当するでしょう。
・地のカースト
大地とは万物の母、大地なくして何もない。地のカーストはタウの労働階級です。
住居や食物、兵器に至るまですべての生産を彼らが行っています。タウの試作兵器もこのカーストが製作しており、地のカーストが居るからこそ他のカーストは成り立っているのです。
ミニチュアゲーム内では、タウ軍が戦いに赴く前は彼らがバトルスーツやガンシップの整備を行っています。野戦築城なども彼らの仕事ですが、それほどタウの戦術的には使わないようで。同行するエンジニアは整備がメインになるでしょう。しばしば「試作兵器」なるものを配備したがるプレイヤーは多いと思いますが、彼らとの友好関係は有った方がいいでしょう。個人的には、
フォージワールド社のタウコーナーは地のカーストと呼ぶことを提案したい所です。・火のカースト火とは古来より闇を照らす光。暗黒の銀河を照らす光とは即ち炎である。ミニチュアゲームではお馴染のファイアカースト。彼らは戦う為に生まれ、殆どの場合その一生を戦いの中で費やす。彼らは厳格なる戦士の掟
「戦士道」を非常に重んじ、名誉のために、同胞のために戦う。タウ内では屈強な彼らだが、未だ存在する他種族との差を補う為に、驚異的なテクノロジーで作り上げられた武具を使う。
ミニチュアゲームではファイアカーストとして一人前の兵士であるとされるものがファイアウォーリア。熟練した兵士はバトルスーツを着用することを許され、そこから更に軍務を積むと栄光あるコマンダーとして認められる。その後、軍務を全うした場合は議会「識者評議会」に迎えられ、火のカーストの重要な政治家となるのである。
・霊のカースト
霊とは魂。魂なき肉体はただの人形である。タウのカーストで例外的に君臨するカースト。タウの最高議会「最高代表評議会」の構成員であり、彼らの決定がタウ全体の決定となる。タウの生体として彼らに逆らえない設定があるとされており、謎に包まれた存在である。
ミニチュアゲームでは戦場へ赴くこともあり、火のカースト達への心の支えとなる。だが、エセリアルの死はタウにとっては重大な損失であり、彼らが居なくなることで
モン=タウへと後戻りするとされている。

写真は火のカーストの戦士であり、ベースに記入されているXV-82-9というバトルスーツの形式番号からは
XV8式バトルスーツの9番目の試作機であることが示唆されている。試作機を支給される立場にあることから彼は地のカーストと何らかの繋がりがあるコマンダーだと考えられる。
3.まとめここまでの話をまとめてみますと、
・タウの歴史を知るべし。
・タウとは銀河最弱の種族であるが、それを社会システムで補っている。
・タウ社会は5つのカーストで構成されている。とまとめることができるでしょう。タウプレイヤーの人は更に自分のアーミーを知り、それ以外の方々は敵を知ることによって深いストーリーを造るにあたっての指標にしてはいかがでしょうか。
タウの種族について深く理解したい場合は、タウコデックスや6版ルールブック、アポカリプスPDFなどが良い教科書になるでしょう!次編ではタウファイアカーストの戦術について皆様で考えていきたいと思っております!
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- 2012/07/19(木) 21:03:36|
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