Military Studies on Table Top Wars

ミリオタっぽい観点からミニチュアゲームの考察を行ったり、所属サークル内でのストーリーを掲示するブログ。

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ゼノ考察「タウという種族。タウの戦術」戦術編

前回はタウという種族の特性や社会構造について触れました。
今回はそのタウの戦術について考えてみましょう。
タウ軍人的には基礎中の基礎ですので、テストに出ますよ!
1.タウ軍の事情

戦術思想とは殆どの場合、その勢力が抱える事情と言うものに左右されます。よく勘違いされる事ですが、どんなに優れたとされている戦術も、使用者に適していなければただの愚策である事は多々あります。この手の話になると頻出する「電撃戦」などがいい例で、40k世界でインペリアルガードで言えば機動力が劣っているリマンラス主力戦車では電撃戦本来の目的である「圧倒的な機動力を生かした一点集中攻撃を行い、敵戦線を包囲攻撃する」と言う目的は達成し難いですし、随伴する機械化歩兵部隊の配備が行き届いていない事からも特定連隊以外は不可能であると言っても過言ではないでしょう。

それを踏まえて、タウの特色を見ていきましょう。
タウ軍は仮想敵として考えなければならない諸種族に較べて兵数が圧倒的に少ない。簡単に言うなら2倍3倍もの数のオルクボウイやインファントリーと戦わざるを得ません。ですが、タウ軍の装備は諸種族の水準を上回るものばかりです。殆どのミニチュアプレイヤーはスペースマリーンと戦う場合が多いので忘れがちですが、4+セーブのアーマーとは比較的高級装備であります。対歩兵特化型の装備や対装甲装備でない限り防御することを保障しているのですから。

ビークルの90%が反重力ビークルで構成されており、ファスト属性がつくほどでは無いですが機動力に気を配っていることが察せられます。バトルスーツも同じくそうであり、重装備型のブロードサイドを除けば空挺降下可能であることが示唆されていますし、それらの兵器は全て戦場への空輸可能であるとされています。つまり全体的に機動性が高いのです。戦車や砲台型スーツも機動性が高いと書かれている事で混乱されている方も多いとは思いますが、この場合の機動性とは「戦場へ素早く展開できる能力」の事であり、決して単純な速度や動きの機敏さを表すものではありません

一方、タウコデックスやアポカリプスのそれで触れられているように、タウは火のカーストであっても戦死者を出すことを嫌います。兵数が少ない事や、火のカースト(軍部)がタウ社会の中心ではない事からもそれは伺えるでしょう。なんと臣民に不安感を与えないように部隊名も配慮しなければならない、消耗戦を許されていないなど40k世界において信じられないぐらい軍部が弱いです。
ですから、おいそれと土のカーストに新型兵器よこせよ!と言ったら切腹物です。ちなみに切腹はタウ社会ではエセリアルの権限で行わせることができるのでコマンダー諸氏は気をつけましょう。

ここまでをまとめると、

・歩兵の数は少ないが装備は良い。
・ビークルやバトルスーツは機動性を重視した設計である。
・タウ軍としては戦死者を出したくはない。


となります。この事情に適合する戦術とは一体何か?
それの答えはコデックスに書いてあるのです。

2.モント=カ・カゥヨン、二つの狩猟。

モント=カ・カゥヨン。この二つの言葉に心当たりがあるでしょうか。心当たりがないタウプレイヤーはコデックスを見返しましょう。そうでない人も覚えておいて損は無いかと思います。この二つの言葉はタウの基本戦術思考を表す言葉で、火のカースト内ではどちらが優れているかしばしば議論されているものであります。

早速その二つを見ていきましょう。

・モント=カ。それは必殺の一撃。

それは炎の本領。燃え滾る炎は全てを焼き尽くす。
モント=カをあえて人類の言葉に訳すならとどめの一撃、必殺の一撃と言った所でしょうか。基本思想は簡単です。念入りに索敵し、ターゲットを定め、一気呵成の攻撃を叩き込む。驚異的な長射程を誇るタウ軍の火力と機動性をフル活用し、殺られる前に殺る。時折ミニチュアゲームでも見られる「射撃を叩き込んで敵を完封した」を地で行く戦術です。

ではどのようにして実行するのか?
敵は待ってはくれませんし敵もまたタウ軍を探すでしょう。モント=カの完遂に必要なのは展開能力と主導権ですが、戦争とは主導権の取り合い。そう何度も主導権を取れるものでしょうか?

タウにはそれができるのです。正確には、テクノロジーで無理やり可能にしました。ステルススーツをはじめとした隠密戦力や、空飛ぶ要塞と言えるマンタの存在が大きいでしょう。1個部体(タウで言う中隊相当)を輸送できるマンタはタウの諸兵科に高い機動性を与え、特殊な斥候チームであるパスファインダーやドローンスナイパー、ステルススーツなどはタウ軍の見えざる手となり、全てを見渡す目となります。隊長クラスの将兵に着用を許されている暗視装置も其の一つと言えるでしょう。高いレベルで安定した視界を提供するウォーギアやマーカーライトなどによるデータから一方的な強襲作戦が実現できるのです。

モント=カを用いた作戦の流れは簡単です。
索敵を開始し、その間コマンダー達は索敵後に展開する強襲に備えるべく予想される敵勢力の装備や規模を考え、それに沿った装備や作戦行動を整えます。敵勢力発見の報告後、発見された敵軍目掛け、部体一丸となって強襲攻撃を仕掛けます。状況によってどこから強襲するかは違いますが、モント=カを好む部体はマンタから展開する事を好むようです。マンタの高火力を発揮しながらの強襲攻撃に耐えられる敵はそう居ないでしょうし、マンタは万が一作戦失敗した場合に迅速な撤退を確実にさせることが可能であると推測できます。


・カゥヨン、辛抱強き狩人は何を見る。

燻った炎は恐ろしい罠。ひとたび本性を現せば激しく燃え盛るものだ。
カゥヨンをあえて人類の言葉に訳すなら辛抱強き狩人と言った所でしょうか。罠を潜ませ獲物を待つ、ある種陰湿な戦術とも言えるでしょう。

タウの得意分野は火力を集中させて殲滅することです。モント=カでは敵を見つけ、それを一気に叩き潰すのが目的でした。逆に、カゥヨンは囮として選抜された戦力をわざと晒し、偽りの撤退戦を演じる事によって敵をおびき寄せて一網打尽にする事が目的であるとされています。

ファイアウォーリアの堅牢さや各種ビークルの特殊な防御ウォーギアなどはこのような戦術を達成する為にあると考えることもできるでしょう。想像してみましょう。歩兵を引き連れた主力戦車が姿を現せば、誰でもそれを主力だと誤認するでしょう。誤認した敵の末路は、蜂の巣がお決まりなのかもしれません。

あくまで兵を犠牲にすることではなく囮を使い、敵をおびき寄せることを至上としています。囮がこの戦術の中で名誉ある役職だとされて居る事からも、生存率はよくはなさそうですが。熟練したコマンダーは戦場にあるもの全てを囮にして、相手を想定する殺傷圏内におびき寄せる事ができ、ミニチュアゲームでもそれを実践するコマンダーが出てきています。熟練されたタウプレイヤーの戦いとは、フレーバーであるはずのそれに近くなっていくのです

3.タウと包囲陣地

基本理論を出した後で衝撃的な発言をしますが、タウは都市を要塞化することを嫌います。
火のカーストは立場が低いです。要塞のような都市を作れば他のカーストからクレームが来てしまうのか、トーチカは造るが篭ることはしません。

では都市へ攻撃が来る場合はどうするか?
非戦闘員を脱出させ、市街地内で迎撃したり、市街地を囮に使って道中で敵軍を破砕します。つまりはカゥヨンで対応すると言うことですね。

しかし何らかの事情で万が一篭る場合があります。
その時は、モント=カの出番です。素早く打って出て、包囲軍の脆弱点を破砕し、逆包囲をかけようとするでしょう。

逆にタウ軍が市街を攻略する時は、損耗を恐れてか直ぐには襲いません。
人海戦術で市街を制圧するのはタウが苦手とする事だからです。どうしても近接戦闘が発生してしまい、種族としての脆弱性が露呈してしまうからかもしれませんね。
そこで、彼らは防衛軍を夜襲を仕掛ける事で減らし、増援を幹線道路などで迎撃し、最後にやむを得ず突撃戦力を使用しての攻略戦へ望むのです。そこで使用される戦術はクルート部隊による第一波を囮と見なしてのカゥヨン。ここで勘違いされるだろうと考慮して付け足すと、タウには特攻と言う概念はありません。突撃部隊を援護し、防衛部隊を破砕するのは火のカーストの出番で、誉れある囮役を死なせる訳にはいかないのですから。

4.まとめ

今回は特に長かったので、簡潔にまとめてみましょう。

・タウ軍は様々な事情を抱えていて、実は立場が低い。
・モント=カとカゥヨンの二つの戦術を使い分けるべし。
・モント=カは念入りに打ち合わせされた総攻撃。
・カゥヨンは囮でおびき寄せろ。
・タウは防衛戦という概念はない。


とまとめられるでしょう。今回の記事にはタウの火のカーストを志す諸氏には非常に有益な内容となっておりますので、何か機会があればテストでも行おうと思っております。さて、非常に長文でしたがお読みいただけたでしょうか?疑問点などあればツイッターの方で受け付けておりますので気軽にどうぞ!

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  1. 2012/07/30(月) 20:32:18|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

タウエンパイアの二万円で始めるスタートアーミー記事は無いのでしょうか?
数日前からウォーハンマー40kを調べているのですが、このサイトがスタートアーミー記事の元祖だと言う事で、不躾ながら質問させていただきました。
  1. 2012/12/20(木) 23:46:57 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

どうも、はじめまして。
申し訳ないことに、2万円記事は6版環境に対応中であるので今のところ書いていません。
とはいえ、やる気が出次第取り掛かるかもしれませんね。ある程度つかめそうですし。
タウで始められるのであればバトルフォースに加えてコマンダーアップグレードをご購入されるのをお勧めいたします。そこへ2万円前後で埋めるとすればハンマーヘッドやファイアウォーリアを1箱買うのが堅実かなと思います。
  1. 2013/01/19(土) 22:40:15 |
  2. URL |
  3. Iron_HMG #-
  4. [ 編集 ]

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広島ミニチュアゲームの会の末席にして帝国軍人。などと言いつつRTSやFPSなんでもござれなウォーモンガー。ツイッターではIron_HMGで出没中。

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