Military Studies on Table Top Wars

ミリオタっぽい観点からミニチュアゲームの考察を行ったり、所属サークル内でのストーリーを掲示するブログ。

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スペースマリーン考察「何故パワーアーマーの色は派手なのか?」

スペースマリーンと言えばダイナミックな降下作戦をはじめとして、人間による戦闘部隊の上位互換のようにみなされています。しかし、彼らと比べて視認性が高い軍装です。これは何故なのか?という疑問を多く寄せられてますので、今回はパワーアーマーの色についての思想について考えていきましょう。
1.見られることの危険性

殆どこの事項を指摘する人々全ての脳裏にGW公式で見られない共通のスペースマリーンの姿が存在します。
サンドカラーやOD色や迷彩に身を包み、M113兵員輸送車と見分けがつかないライノに搭乗して戦う機械化歩兵部隊の姿が。無論ミリタリー色を高めようとすると現在の価値観から言うとそのようになります。言うなれば今風マリーンでしょうか。

そのようなマリーンも存在します。
raputa-.jpg


このようなマリーンの姿を浮かべる理由は至極簡単でして、「一般的に派手であると言う事は同じ物体であってもより遠くから見えてしまう。つまりそれは先制攻撃を与えられる機会を増やされる」と言う事なのです。街中でふと往来が激しい道路を見て見ましょう。黒や銀色の車に比べて、黄色が圧倒的に目立つ事はないですか?

参考資料としてオフィシャルのカラーパターンを踏襲している3つのモデルの写真を挙げましょう。左からRmanさんのインペリアルフィスト、中央は有機溶剤さんのブラックテンプラーズ、右は筆者こと鉄のクリムゾンフィストです。どのマリーンも視認性は高そうですね。

marine.jpg


現代の歩兵戦闘は攻撃能力に対して防御力があまりにも脆弱です。もし遥か遠くから其の存在が視認できる仕官が居たとしたら、瞬く間に狙撃兵に頭を撃ち抜かれる事でしょう。最初に見た側、先制攻撃を与えた側が初弾で命中させられるのであれば、脆弱な防御力しか持たない兵は反撃を許される事もなく地に倒れる事でしょう。

だからこそ、現代のミリタリーについて知識を知る者は疑問に思うのです。
何故マリーンは遠距離から一方的に撃たれる軍装をしているのか。

2.スペースマリーンとはどのような存在なのか

今回の疑問を解決するにはスペースマリーンについて正しく理解する必要があると言えるでしょう。
それは何故か。スペースマリーンは姿を晒すべくして晒しているからだ、と言えるからです。
スペースマリーンの遠距離における戦闘に関わる能力を思い出してみましょう。

・特殊角膜「オーキュローヴ角膜」による強化された視力
・小型ミサイル弾とされるボルトガンと呼ばれる常識を超えた大口径小銃
・オスモジュラ付帯脳、補助心臓などの特殊器官による人間を遥かに超えた耐久性
・ボルトガンはおろか、迫撃砲や重機関砲の掃射に耐え得るセラマイト装甲機動服

これらを考慮すると、一つの可能性に行き着きます。
「通常の歩兵装備では対抗できない存在ではないか」
遠距離より機動装甲服を処理すべくプラズマ兵装があるとも言えますが、配備数は限りなく少なく、同じスペースマリーン以外では扱いに熟練する前に戦死する事が通例であることから、それほど有効な手段とはいえません。

歩兵装備を超えた重火器を指向できる状況下に置けば確かにスペースマリーンを一方的に殲滅せしめる事は可能でしょう。しかしながらそこでスペースマリーンの恐ろしさを身に知る事になるのです。

3.死の天使達、降臨

1000もの戦団は「戦いの聖典」があるものの、やはり独自性を持っています。
しかし「正確無比な重要拠点への強襲」は不変であり、それを実現させる手段として様々な手段が選択肢として設けられている。様々な手段はあれど、大きく分けてるとサンダーホークガンシップを始めとする航空戦力による迅速な戦力配置による強襲と、ドロップポッドによって敵中に降下する空挺作戦の二つ。

つまりは次の画像のどちらか、という訳ですね。(どちらもRmanさんの作例です!ありがとうございます。)
drop.jpg


両者の違いは突き詰めれば迎撃可能か不可能か、より重装備を使えるか使えないか程度の物であり、ほぼ主導権はマリーン側にあると言う状態で戦闘が開始されます。初撃は先述の対抗手段を優先的にかつ一方的に黙らせて、軽戦車に匹敵する頑強さを前面に押し立てて残敵を掃討する。そこに残るのは一方的な虐殺です。

スペースマリーンはこの虐殺を敢行する為に居るスペシャリストであり、あくまで断片的にしかコデックスやその他テキストには明記されておりませんが、狡猾な彼らはこれに特化すべく様々な手段を講じております。最前線に軍旗を掲げるスタンダードベアラーが同伴し、華美な軍装に身を包むHQキャラクターはその一つです。
其の行動や、パワーアーマーの色が告げる内容は差異はあれどこうでしょう。

「貴様らの前に、終わりを告げる者が来た。
絶望こそが貴様らに唯一つ残されたものだ」と。


まとめ

ここまでの話を統合して結論を言うと、

・マリーンの一般的な運用から考えると色が派手な事は問題にならない。
・むしろ派手な方が示威効果は高いと見られる。
・しかし、例外として隠密作戦に特化したマリーンも存在する。


と言う事ですので、どちらの路線に行っても問題はないでしょうけど、アーミー背景としては傾向的に隠密作戦が大好きなレイヴンガードの派生チャプターとしておく方がよりらしくなるでしょう。


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  1. 2012/06/11(月) 19:47:04|
  2. SM考察
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
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コメント

スペースマリーンのパワーアーマーの考察、以前から何となくわかっていたようで、こうしてしっかりとした記事になって改めて整理することで、なるほどガテンがいきました!
ミリタリー好きの方からするとついつい目を疑うようなド派手は色の戦車とか(僕のインペリアルフィストなんか最たるものですよね・・・)、こういう理由があるんだって威張ってもいいんですね!(笑)

それでいて、隠密行動を信条とするチャプターについてもフォローしてあるのは良いですね~。バダブウォーなんかを見ると、ハウリング・グリフォン(赤と黄)の作戦別アナザーカラーとして黒アーマーがあったりと、パワーアーマーも奥が深いんだな~と思いました。

これからも面白い考察記事楽しみにしてますね!
  1. 2012/06/11(月) 23:51:01 |
  2. URL |
  3. Rman #-
  4. [ 編集 ]

コメントありがとうございます。
結構マリーン使いの常識って知られていない場合が多いですからね~。
もちろん威張っていいと思いますし、ライノやランドレイダーのできることを言ったらホントビックリすると思います。直接吊り下げられて戦場で投下できる戦車ってオイと(笑)。

隠密行動チャプターは考察不十分な所がありますので、また頃合を見てリベンジと言った所ですね~。
ラプターはホントにゲーム中で隠密能力ついちゃうぐらいカモフラージュに長けた軍団らしいので、これはこれで調理しがいがありそうです。
  1. 2012/06/12(火) 00:36:33 |
  2. URL |
  3. 鉄 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

はじめまして

その存在を示威することで相手を威圧するというのは、古代の銀盾隊とか、ナポレオニックの老親衛隊などのエッセンスを40kワールドに上手く落とし込んだ背景設定だなぁと思っています。
  1. 2012/06/19(火) 02:38:54 |
  2. URL |
  3. Sin #WGv/JGO2
  4. [ 編集 ]

始めまして!
この記事を作成する上で参考にしたモノがばれちゃいましたか(笑)。
40kワールドは現在過去未来どれも参考にする必要あるのでそういうエッセンスが十二分にあるという魅力がありますよね~。
  1. 2012/06/19(火) 11:22:56 |
  2. URL |
  3. 鉄 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

ナポレオン時代の兵隊が今とは逆に派手な服装に長帽子と肩当付けてまでして視認性を上げていたのは、依然としてカバーを取らずに隊列を組んで戦っていた為、視認性を下げて被弾を減らすという概念がなかったという理由のほかに、相手に彼我の距離を誤認させて無駄弾を撃たせる意味合いがあったらしいです。

つまり、中近代の銃は連射性も射程も低く、射程距離を測るのも目測に頼っていたため、実際より体を大きく見せることで、焦りと目測ミスで有効射程に入る前に無駄弾を撃たせることが期待できた、と。
で、自軍は慌てず騒がずじっくり近づいて、弾込め中の敵軍を皆殺しにする、見たいな感じ。


FPSでもマリーンはカバーなんかに頼る軟弱者じゃないみたいな事書いてたし、そういう側面もあるんじゃないかと思います。
  1. 2012/06/19(火) 13:06:31 |
  2. URL |
  3. スニャフキン #-
  4. [ 編集 ]

つまり、デジタル満載の40k世界で、そういう格好をして戦ってる、超人ですらないモーディアンやプレトリアンはマジで熱いって事ですねw
  1. 2012/06/19(火) 17:08:06 |
  2. URL |
  3. 卵帝 #-
  4. [ 編集 ]

>スニャフキンさん

ゲーム「スペースマリーン」の壁紙の「カバーは弱者の為に有る」の名言ですね!
確かに、実際の肉体よりも二周り近く大型になるパワーアーマーなのでそのような効果もあるんじゃないかと思い始めると色々出てきますよね。
見えすぎるから逆に当たらない、と言うのも興味深い話だと思います。

>卵帝さん

IGはしばしば戦列を組んでラスガンの槍衾を作る事があるので、それに特化した連隊なのかもしれないですよね~。砲撃だとかそういう言葉はアレです。帝国は人的損耗よりも、敵が砲弾を使った事の方がありがたがるという話もあるぐらいですから問題ないのでしょう(笑)。
  1. 2012/06/19(火) 21:50:25 |
  2. URL |
  3. 鉄 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

>卵帝さん
まぁぶっちゃけ、相手はマジハンパねぇ位の超科学やらサイキックやらバイオモープやらアレなアレな奴等ばっかりなので、迷彩柄程度じゃ屁のツッパリにも成らんので開き直ってるんじゃないでしょうか。


頑張って迷彩プリントしたところでエルダーやタウ的に言うと
「ちょ、迷彩柄ってw光学迷彩くらいしろよwwwそれでもサーモグラフィと心音探知でバレバレだけどwwwww」
って感じなんでしょうしw

>鉄さん
自分の記憶が確かなら、4版の頃のモーディアンだかプレトリアンだかを再現するドクトリンの組み合わせ表だと、戦列を組んでラスガンの”銃剣による”槍衾を作るドクトリンが採用されてたような気がします。(笑)
  1. 2012/06/20(水) 07:22:33 |
  2. URL |
  3. スニャフキン #-
  4. [ 編集 ]

>スニャフキンさん

匂いでわかるぞ、音でわかるぞ、そもそも目が良いから見えるんだけどと敵はみんな人間離れですからね~。
IGの皆様にとって半数以上が軍服を死に装束にする可能性があるので、あえてハデにしてるかもしれませんね! 

銃剣の槍衾ルールは無駄にウェポンスキルが高まると言う効果がありましたね~。今は反省したのか命令で戦列歩兵さながらな号令があるだけなので、また再現ルールを出して欲しいものです。銃剣携えた歩兵は華ですから!
  1. 2012/06/21(木) 00:20:57 |
  2. URL |
  3. 鉄 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

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広島ミニチュアゲームの会の末席にして帝国軍人。などと言いつつRTSやFPSなんでもござれなウォーモンガー。ツイッターではIron_HMGで出没中。

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